ご両親に送る詩『はぐみ』

3歳(2006年3月現在)の彩羽(いろは)ちゃんの母親である遠藤知子氏作の詩です.サブコピーは,『ダウン症の子はきっと愛情を与える天才! 赤ちゃんの愛情をたっぷりもらって活き活きと過ごさなきゃもったいない!』です.

あなたを だっこすると

てのひらが じわーん として

からだじゅうが しあわせな きもちで

いっぱいに なってくる

ここちよい おもみが

きらきらひかるしんごう になって

あなたとわたしを つないでいる

この かわいらしい いきものを どうしてやろうかと

そういう きもちに なる

ふわふわ と きもちのよい

あまーい いいにおい

あおいそら と しろいくも みたいに するりと

しーんとした よるの おつきさまのよに ぽうっと

ふかい みどりのもりの

したたりおちる こもれびのように あたたかく

きりたった かたいいわかげに しみいでて

やがてゆたかな はぐみとなる おもがわのようにね

そういう おうちに しましょうね

そういう せかいに するからね

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